銀杏を食べたい!!

家の近くにイチョウ並木の道路がある。やっと黄色になり葉が落ち始めた。 落ちてくるのは葉だけではなく、ギンナンも落ちてくる。 女イチョウの木からは、毎朝たくさんのギンナンが落ちていて、歩行者に踏みつぶされている。 においが相当に広がっている。 それが嫌だという若い人は多いが、わしは平気だ。 小さいころ、お爺に銀杏の取り方を教えてもらっていた。 かぶれないように軍手をはめ、袋を持って、古くて使えなくなった箸をもって 裏の寺の大イチョウの下に向かった。 樹齢何十年とたった大イチョウから落ちるギンナンは大粒だった。 それを箸でつまみ、袋の入れるのだが、なかなかつかめず、直接手袋をした手でつかむ。 ギンナンの汁が手袋を通し手を汚す。肌がかぶれてかゆくなる、というのが毎度のことであった。 大きなイチョウだからにおいもきつかったはずだが、手のかぶれのことで頭がいっぱいで臭覚は、マヒしていたようだった。 そんな思いをしても、毎年拾いに行ったのは、ギンナンをあぶって実を食べる誘惑にかられていたからだ。 今回も。その誘惑に勝てず、夜中にコンビニの袋をぶら下げ、ビニール手袋2枚はめて、道路わきをよろよろしながら拾ってきた。 今日、身の外側のブヨブヨを取り、天日干しまでいった。 その大変な工程は後日。